完結済【春朧】のシリーズ作品で、20年前のエピソードとなります。
切ないほどに溺愛するただ一人の相手。なのに、どうしてかその想いを口に出して伝えることができずにいる――
四天学園の番格といわれる鐘崎遼二と一之宮紫月は、親友でありながらにして深い関係を結ぶ間柄だった。
互いに好意があることは間違いないが、それが友情なのか愛情なのか深くは考えずに本能に任せて”今”を楽しんでいる。
そんな二人が心の底から望んでいるものとは――
一方、隣町の白帝学園では、絶対的権力を持つ生徒会長の粟津帝斗が、下級生の柊倫周に執拗な逢瀬を強要していた。
本当は惹かれ合っているのに、はっきりと想いを自覚できない二人。その気持ちを上手く伝えられずに、歯車の狂った空回りを繰り返す。
そんな二人が手探りで互いの想いに辿り着くまで――
鐘崎遼二と一之宮紫月、粟津帝斗と柊倫周という2組のカップルと、彼らを知る孤高の番格的存在の氷川白夜。
5人の友情と愛情、互いを引き寄せ合う不思議な縁を描いた青春のエピソードです。
※表紙イラスト:芳乃カオル様
※不良(ワル) / 溺愛 / 純愛 / 友情 / 嫉妬 / 不安 / 攻×攻系 / 生徒会長×下級生 / 主従関係
※カップリング:鐘崎遼二×一之宮紫月、粟津帝斗×柊倫周
◆◆◆今後【春朧】も合わせて読んでみようかなと思ってくださる御方へ◆◆◆
同一世界観でのシリーズ作品に、【春朧】と【―Body Languege→】があります。
【春朧】では、この話(―Distant Thunder→)の主人公が亡くなっている設定で話が進みます。
輪廻転生を主軸とした話ですが、切ない要素を含んでおりますので、苦手な方はご注意なされてくださいませ。
本作をご覧頂く際に【春朧】を読んだことがなくても差し支えありません。
切ない系が大丈夫な御方は、よろしければ本編の方も合わせてご覧くださると幸いです。
読んでいただく順番は、どれからでも差し支えないように書いていくつもりですが、お勧めするとしたら、
1.【春朧】現在(現代)のストーリー
2.【―Body Language→】20年前のエピソード
3.【―Distant Thunder→】20年前のエピソード
の順番が分かりやすいのではないかと思います。
現在、休載中につきリンクを外しております。
途中までの話はエブリスタ様にて公開しています。